年1回だけ、紀勢本線(紀勢東線)に夜行列車が複数走る熊野大花火の日。
一番乗車時間が長い熊野市0時9分発の夜行快速列車は、往年の快速ムーンライトのようで乗ってみたいが、①指定席車両が無いので、始発駅で座れないと夜中に4時間ずっと座席なし②座れても座席がリクライニングしない席で4時間とかなり辛い。
幸い23時45分発の座席夜行特急列車「熊野大花火8号」のグリーン席が予約出来たのでこちらに乗ることにする。
当日夕方にe5489(JR西日本のネット予約サイト)で見ると、普通席で1席だけキャンセルが出ていた。
他に0時49分発多気3時31分着の各駅停車の夜行列車も、往年の新宮夜行や上諏訪夜行のような風通列車の夜行列車なんで魅力的だなぁ。
花火大会終了後、特急利用者はこの場所に集合する。
待合所と言っても椅子もトイレもない単なる空間。
新宮行き臨時列車。
乗車1本前の夜行特急熊野大花火6号
定刻より少し遅れて、夜行特急熊野大花火8号が入線してきた。
乗車開始。
行先だけでなく、列車名が表示されるといいのに、残念。
普通席車両。ちなみに車内アナウンスで知ったが、普通席車両は立席特急券が号車指定で発行されたらしい。真夜中に席なしはつらいんぁ。グリーン席車両は立ち席は発見されなかったようだ。
グリーン席車両。
グリーン席はリクライニングがかなり倒れ、隣席との空間も余裕があり仮眠しやすかった。なお減光はしなかった。あと多気で参宮線の臨時列車に接続するのだが、「この列車は遅延していますが、参宮線は接続待ちします」的な車内アナウンスあったが、「そらそうだろう。待たなきゃ参宮線の方の乗客はいないのでは?}とは思う。
名古屋駅には15分程度遅れて到着。
この夜は何本も夜行列車が到着し、この後もまだ夜行快速が到着するし、てっきり名古屋駅は朝までいられるのかと思っていたが、中央北口改札1か所のみ開けて、しばらくしたら改札閉じる旨のアナウンス。
改札出ても、駅自体をしめるので駅の外に出るよう案内がある。
駅の構外へ。
このあたりで座って、始発列車を待つ人がいっぱいいた。
朝4:45頃、扉が解放され、駅構内に入れるようになる
太閤口と呼ばれる方にも始発列車を待つ人たちがごろごろしていた。熊野花火帰りというより、遊んだり夜勤明けで始発を待つ人のような雰囲気だった。
太閤口の駅前に早朝から空いている吉野家があったので朝ごはん。
3時間ぐらいの仮眠で頭がぼーっとしていて、半熟卵がついていたのに追加で頼んで、半熟卵2個の牛丼になってしまった。
明けてきて始発列車で旅再開。
気動車の夜行列車にのった記憶があまりなく、乗車記録を確認
乗車日時 | 列車名 | 列車番号 | 起点駅 | 発車時刻 | 終着駅 | 到着時刻 | 運行形態 | 使用車両 | 乗車車両 |
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1989/09/05 | ミッドナイト | 3570D | 札幌 | 23:30 | 函館 | 6:30 | 快速 | 気動車 | 指定席 |
1990/09/02 | ミッドナイト旅博 | 9338D | 長崎 | 23:43 | 博多 | 5:30 | 臨時快速 | 気動車 | 自由席 |
2015/01/11 | キハ52・28夜行列車 | 800D | 大原 | 22:00 | 大原 | 5:18 | 団体列車 | 気動車 | 指定席 |
イベント列車のキハ52・28夜行列車(いすみ鉄道のイベント)を除くと、大学生のころに2回のっただけで、34年ぶりの気動車の夜行列車だった。夜行列車が数多く走っていた頃も、気動車はエンジン音がうるさく夜行列車に向かないとして、あまり設定されていなかったなぁ