座席夜行列車「特急アルプス号」（新宿−松本市）乗車記録

新宿発の中央本線（中央東線）の夜行列車が2008年以来6年ぶりに復活と聞いて、なんとかグリーン車指定席券を確保出来たので乗りに行く。

乗車日時	列車名	列車番号	起点駅	発車時刻	終着駅	到着時刻	運行形態	使用車両	乗車車両
1989/04/01	上諏訪夜行	421M	新宿	0:01	上諏訪	5:56	鈍行	電車(115系）	自由席
1990/03/21	上諏訪夜行	421M	新宿	0:01	甲府	3:02	鈍行	電車(115系）	自由席
1992/11/08	アルプス	401M	松本	4:27	南小谷	5:52	急行	電車	自由席
1996/01/26	アルプス	401M	新宿	23:50	松本	4:10	急行	電車	指定席
1997/03/14	アルプス	401M	新宿	23:50	白馬	5:37	急行	電車	指定席
1998/03/13	シュプール信越	9415M	新宿	23:20	妙高高原	7:12	臨時急行	電車	指定席
2000/03/03	シュプール信越	9415M	新宿	23:20	妙高高原	7:29	臨時急行	電車	指定席
2009/03/13	ムーンライト信州81号	8421M	新宿	23:54	白馬	5:45	臨時快速	電車(189系）	指定席
2012/03/02	ムーンライト信州81号	8421M	新宿	23:54	信濃大町	5:11	臨時快速	電車(189系）	指定席
2015/09/05	ムーンライト信州90号	9422M	上諏訪	23:30	新宿	5:30	臨時快速	電車(e287系）	指定席
2018/08/17	ムーンライト信州81号	8421M	新宿	23:54	白馬	5:40	臨時快速	電車(189系）	指定席
2024/09/13	アルプス	9095M	新宿	23:58	松本	5:03	臨時特急	電車(257系）	グリーン車

過去11回中央東線夜行に乗車。人生で初めて乗った夜行列車は上諏訪夜行だった。3月に乗車が多いのは、関西の友人と長野でスキーをするのに、東京から夜行列車で行って、現地で合流するのに重宝だったから。他にも上高地行くときに使ったりと便利だったので、復活と聞いてうれしかった。

複雑な経路の乗車券（写真下の名古屋市内発豊橋行きの切符で、ぐるっと東京経由の一筆書き切符。岡谷周りではなく、塩尻周りなのも一癖ある）と別日程別区間の指定席特急券を新幹線指定席特急券にクレジットカードで乗車変更するという、超めんどくさい手続きをJR名古屋駅のみどりの窓口で依頼。

「何分後の新幹線希望ですか？」と聞かれ、「乗車券発券と指定席変更が終わって間に合う列車」というと「17：59発で」と、まさかの10分後に発車の列車を発券作業に入った。

間に合うのかなと思ったら速攻で乗車券発券と指定席変更を行い、余裕で10分後の新幹線に乗れた・

「おぬし、やるなあ」

何故か松本方面の下りホームではなく、東京方面の上り快速線ホームから出発する。

アルプス化粧室（写真左上）とアルプスの列車表示を1枚の写真に納めたかったがうまく行かず。

発売日の1カ月前に一旦完売したが、乗車1時間前に調べてみると、空席があった。

流石に窓側は満席だが、通路側に複数の空席あり。2席確保して直前に1席キャンセルしてゆったり行く人がいると噂で聞いたが、実際はどうなんだろう。もしそうなら、今後も特急アルプス継続して走って欲しいので、ＪＲさんが困ることはやめてほしいなぁ。

感覚として8割鉄道ファン、2割登山客。入線が告げられると一斉に写真取るために並んだ。

23:40頃入線。出発まで20分前。夜行列車なので余裕をもって入線してもらうとうれしい。

グリーン車は窓側には電源もあるようだ。通路側でもリクライニング・横幅とも普通車指定席より快適。

塩尻には止まらないので、一筆書き切符の飛び出し区間の松本までの乗車券を車掌さんから購入。八王子駅をでたあとは松本駅まで止まらない（扉のあかない運転停車は何駅かあった）。入社したころ会社の先輩が「お酒を飲んで中央線に乗って眠ってしまい、起きたら長野県だった」という話を聞いたことがあるが、上諏訪夜行のころか？（急行はのらないと思うので）。

車内でお喋りしている人がいて少し気になる。夜行列車に乗ったら早朝下車の人もいる（昔は真夜中の途中駅で降りる人もいた）ので喋らないというのが不文律だったが、そもそも夜行列車が壊滅状態の今の人にはわからない配慮かも。八王子駅を出た後は社内減光し、夜汽車の雰囲気が色濃くなる。お喋りしていた人も寝たようだった。

途中駅で長時間停車したようだ。昔の夜行列車にはよくあった感じで懐かしい。後で調べると富士見駅では1時間近く停車していたようだ。

こちらは普通車指定席。松本駅下車前に撮影。

車端に小ラウンジみたいのがあり、早朝から人がいた。

松本駅に到着。ここで降りる乗客も多数いるが、ここから乗り込んでくる乗客も多数いて驚く。乗り込んでくる乗客は鉄道ファンらしき人はおらず、登山仕様の方たちばかり。信濃大町駅に通常の始発列車より1時間早く、白馬駅に通常の始発列車より1時間半早くつけるので、早朝から登山したい松本近辺の登山客にはタイミングが良い列車なのかもしれない。