2011/10/12「蒼林堂古書店へようこそ」乾くるみ

「イニシエーション・ラブ」はびっくりさせられた乾くるみの連作短編集。
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古書店が舞台の小説で、連作ものは、どうしても読んでしまう。

1話1話は短く、ミステリー部分もそんな大掛かりの謎ではない。

ただ小説のなかに出てくる作家が、樋口有介や加納朋子など個人的に好きな作家が多く、
またこの手のミステリーマニアむけ本だと、紹介される作家が翻訳モノが多いのだが、国内の作家さん中心だったのも、翻訳ものが苦手で国内ものが好きな私には良かった。

ちなみに「男性作家と女性作家の違い、そして先入観を与えないため男性・女性わからないペンネームつけることがある」見たいなくだりがあってにやっとなった。
(「イニシエーション・ラブ」読んで、半年後くらいに、乾くるみが、男性作家と知って結構びっくりしたし、おなじ本を読んだ別の人もびっくりしていた)


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