夜行フェリー乗船記録41 マルエーフェリー「飛龍21」(東京-那覇新港) 2013年08月

航路ID 航路名 離島便 寄港地 運航会社名 距離 航路区分 昼夜区分 就航船名
1081 東京那覇航路 志布志・名瀬 マルエーフェリー 1745.00 長距離(300㌔以上) 夜行 クルーズフェリー飛龍21
会社名 船名 乗船時刻 乗船港 下船港 乗船キロ数 備考
マルエーフェリー 「飛龍21」 18:00 東京有明港 那覇新港 1745.00 《夜行フェリー 2等(寝台)》直行便 志布志-那覇を計上

日本国内のフェリー航路としては最長のマルエーフェリー東京那覇航路。
3年ほど前に、志布志までは乗ったことがあった。
夜行フェリー乗船記録01 マルエーフェリー「飛龍21」 2010年11月

いつか全区間乗って、沖縄まで船で行きたいと思っていたが、2泊3日(寄港便では日によっては3泊4日)かかるので、なかなか機会が無かった。

夏休みに家族で沖縄に行くことになり、かみさんより2日ほど余分に夏季休暇が取れることになった。
そこで、かみさんと下の子には、飛行機を予約し、じぶんと上の子(学童がないので家で暇している)と、乗船し、到着日をあわせることにした。

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沖縄まで船で行く人は稀で、満席になるはずないと高をくくっていたが、なんと8/10は満席。8/1も△になっていた。(どちらも寄港便の日なので、そのためかなあ)

ちなみに、1ヶ月半前に、予約の電話を入れると、「1ヶ月前からの予約です」といわれ。1ヶ月前に掛けなおした。
フェリーでは2ヶ月前予約開始が多く(名門大洋フェリー、フェリーさんふらわあ、商船三井フェリー、太平洋フェリーなど)勘違いしていた。
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ゆりかもめの「国際展示城正門駅」を降りる
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予約時に「1日目の夕食の食堂営業はない」といわれていたので、夕食を、駅前(というか国際展示場入り口)のコンビニで調達。(これ以降、フェリー乗り場までコンビニは無かった)
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東京フェリーターミナルに停泊するオーシャン東九フェリーが見える。
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沖縄行きは、東京港フェリーターミナルとは別の場所。
有明ふ頭橋をわたると、右手に船が見えていた。
(東京港フェリーターミナルは橋をわたって、直進した突き当り)
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立ち入り禁止っぽい敷地内にフェリーが停泊している。
もちろん乗船客は、このまま中に入っていく。
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待合所。殺風景な感じ。飲み物の自販機ぐらいしかない。(トイレはある)
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お台場の観覧車が前方に見える
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志布志、奄美の表示もあるが、今回は直行便のため、一路、沖縄の那覇を目指す。
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後ろは、琉球海運の「かりゆし」。
残念ながら旅客は扱わない。
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乗船開始。
新婚さんみたいなカップルがスーツケースを持っていたが、上がるので大変そうだった。
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2等。
桟敷席は無く、寝台。
ベット4つ。
今回は親子2人で、1部屋使えたため、個室感覚で非常に助かった。
前回は一人のため、相部屋だったので、室内のシャワーとか使いづらく、船内後方の共同シャワーを使ったが、今回は中のシャワーを使えた。
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ちなみに客室は3ランク。
同じ2等でも「2等寝台」は、ツインベット。
「2等」は2段ベット×2。
名称的には「2等個室」「2等寝台」の方がわかりやすいが、そうすると「寝台料金」取られてしまうので、料金的には、今のままのほうが料金的にはありがたい。
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スリッパあり(船内に長時間いるので、ありがたい)
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TVは、衛星放送を受信でき、航海中でも映った。
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客室内にシャワーあり。
シャワー横にシャンプー入れらしきものがあるが、
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シャンプーは入っていないとのこと。
(持参のものを使ったなので、入ってなかったかどうかは、忘れた)
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乗船券。
大人26000円なので、昨今の航空機運賃と比較して、安いわけではない。
ちなみに飛行機(スカイマーク)で来るかみさんは、行きが普通運賃27800円、帰りはフリー5が取れたので、22800円。
ただ子ども13000円は安いかも。
(下の子の飛行機代は、行きが18500円、帰りが19000円)

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他に入り口にはソファー(定員5となっていたので、貸切時は、補助ベットになる模様)もあり、寝転んで本を読むにはちょうどいい。
娘も「他にお客さん来なかったらいいねえ」と言っていて、こなかったので、この部屋を気に入っていた。
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右側が、窓のある2等寝台、左が窓がない(インサイド側)の2等の部屋。
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いよいよ出航。
19:00発の琉球海運の船の横を通り過ぎる。
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その後、オーシャン東九フェリーの横も通り過ぎる。
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陸地を離れ、2泊3日の船旅へ。
早速、船内探索開始。
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右が案内所。奥は元バーコーナー。
階段を上がっても、乗組員の部屋と封鎖された2等桟敷席ぐらいしかない。
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乗客が使えるのは、トイレとカップラーメンなどに使える給湯器のみ。
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扉のあいた元バーコーナーの向こうの緑色の扉が売店
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元バーコーナー。終日開放されていた。
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年季が入った本が並んでいた。
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売店は、時間を区切って開店する。
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沖縄(航路)らしい置き物。
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階段の沖縄らしい飾り。
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食券を事前に案内所で買って、その分だけ作って提供される方式。
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それぞれのメニューとお値段。
ちなみに、乗船当日の夕食はないと、予約時に言われたが、実際には、乗船当日も夕食の食券販売と食堂営業はあった。
(前回乗った時は、21:30出航で、乗船当日の食堂営業は無かったので、出航時間に関係するのかも)
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「たしか冷凍食品自販機あったはずだが…」と一瞬迷うが、船内後方の喫煙ルーム向かいに、いろんなフェリーではおなじみの某食品メーカーの冷凍食品自販機あり。
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右が封鎖されているホール(前回は開放されていて、ソファーで読書したが)
左はプロムナードに並ぶテーブルとソファー。
冷凍食品自販機は、自販機内で温められて出てくるが、他に自由に使える電子レンジも写真奥にある。
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元ゲームコーナーは喫煙所。
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後方にはシャワールームあり。相部屋時はこちらを使うのが無難かも。
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船内案内図を眺める
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船の前方。
有村産業時代の等級のままの表記されている。
実際には
(有村時代)特別室→(マルエー)一等
(有村時代)特等室→(マルエー)二等寝台
(有村時代)一等室→(マルエー)二等
と部屋の設備はそのままに、等級は下げてくれたので、有村時代よりお得感あり。
(ちなみにここに定員5人とあるので、やっぱり部屋のソファーはいざとなると補助ベットとして使う模様)
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船中央、後方。
バーコーナーは、本棚つきの休憩室扱い。
多目的ホールは閉鎖。
(以前、フェリーの本で、この船が台湾まで行っていた時、このホールで出国手続きをしている写真が載っていた。)
レストランは営業。
特別レストランは封鎖。
ゲームコーナーは喫煙ルームになっている。
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上階前方は乗組員のお部屋。
中央に乗組員食堂とあるが、後で写真あるように、下のレストランの一部区画をカーテンで仕切って、乗組員も食事していた。
化粧室(トイレ)は使える
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上階後方。黄色の大部屋は、有村時代の2等桟敷席(現在は使われていない)
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もうひとつの案内板には、カタカナのおしゃれな名前がならぶ。”クルーズフェリー”時代の名残か。
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案内所横には、通過時間予定表が掲示されていた。
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夕食は、事前にコンビニで購入したものと、船内の冷凍食品自販機で購入したもので済ませる。
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そのあと、おつまみで軽く飲む。
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最近よくフェリーで輪行するので、輪行の場合を確認。
受託手荷物扱いと書かれている。
東京那覇で受託手荷物は1,000円。
ちなみに、自転車(折りたたまないで乗せる)は特殊手荷物で6,600円。
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なお、携帯は、奄美の島が見えてくる3日目の朝まで、ほとんど圏外でつながらなくなる。
(真夜中に一度だけつながって、地図見たら、伊豆諸島近くと出ていた)
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Roamingって、海外に出た時に表示されるはずなんだけど。
大丈夫かなあ。来月国際電話代とか請求されないよねえ。

翌朝。
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まずは、放送がかかり、案内所で食券を購入。
しばらくすると、やはり放送がかかり、食堂へ向かう。
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奥のカウンターで食事を受け取る。
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右側にカーテンで仕切られた区画があり、覗くと乗組員のひとが食事していた。
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洋定食と和定食一つづつ頼み、子どもと適当に取りかえっこしながら食べる。
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食堂入り口。
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売店でお買い物。
お酒やおつまみやカップラーメン、洗面用品などを販売。
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船グッズも少しだけあった。
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アイスクリームも売っている。
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携帯ストラップを記念に購入。
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船内で、こどもの夏休みの宿題タイム。なにしろ時間だけは一杯あるので。
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気分転換に甲板にも出てみる。
木の甲板が珍しい。
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案内所ではおにぎりが100円で売られている。
こどもがおなか少しすいたとのことで購入。
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お昼はカレーうどんとラーメンを食堂で食べる。
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食後に売店でアイスクリームとおやつを購入。
こどもは夏休みの宿題の大物「読書感想文」に取り組む。

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夕食は、娘はハンバーグ定食、自分は魚フライ定食。
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おやすみ。

3日目の朝
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念願の陸地(島)が見えてくる。携帯電話も繋がるようになる。
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朝飯は、自販機でホットドッグとおにぎり弁当。
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いろんな島の横を通るので、楽しい。
(2日目は、一切島影は見えなかったので)
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那覇入港は、14:00定刻が早まって13:15に。
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いよいよ沖縄本島へ。
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娘は宿題も2日目に終わり、念願のDSタイム。
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沖縄本島を横に見ながら、船内最後の食事。
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案内所横で販売のおにぎり2個を購入。売店でカップラーメンも購入。
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カップラーメンのお湯は、上の階の給湯器を利用。
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那覇の町並みが近づいてくる。
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無事、那覇到着。
奥が乗船してきた東京航路「飛龍21」。
手前は阪神航路の「琉球エキスプレス」
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那覇新港待合所。

さて、ここからの足が基本的にない。
路線バスがあるが、平日の朝晩に走るだけで、フェリーとは接続していない。
子どもが歩けるというので、歩いて15分ぐらいの国道へ出ることにする。
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子どもと一緒にあるいて15分ぐらいで、国道へ出た(大人の足なら10分程度か?)
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バス停がありここから、那覇中心部へののバスは頻発している。
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安謝橋というバス停だそうで、国道58号という沖縄のメイン道路上のバス停。
左のふ頭入口というバス停とバス路線も描かれているが、フェリーとの接続は考慮されていない。

さて、かみさんと下の子の待つ那覇国際通りまで、バスに乗って急ごうか。

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