航路ID | 航路名 | 離島便 | 寄港地 | 運航会社名 | 距離 | 航路区分 | 昼夜区分 | 就航船名 |
1081 | 東京那覇航路 | 離 | 志布志・名瀬 | マルエーフェリー | 1745.00 | 長距離(300㌔以上) | 夜行 | クルーズフェリー飛龍21 |
会社名 | 船名 | 乗船時刻 | 乗船港 | 下船港 | 乗船キロ数 | 備考 |
マルエーフェリー | 「飛龍21」 | 18:00 | 東京有明港 | 那覇新港 | 1745.00 | 《夜行フェリー 2等(寝台)》直行便 志布志-那覇を計上 |
日本国内のフェリー航路としては最長のマルエーフェリー東京那覇航路。
3年ほど前に、志布志までは乗ったことがあった。
夜行フェリー乗船記録01 マルエーフェリー「飛龍21」 2010年11月
いつか全区間乗って、沖縄まで船で行きたいと思っていたが、2泊3日(寄港便では日によっては3泊4日)かかるので、なかなか機会が無かった。
夏休みに家族で沖縄に行くことになり、かみさんより2日ほど余分に夏季休暇が取れることになった。
そこで、かみさんと下の子には、飛行機を予約し、じぶんと上の子(学童がないので家で暇している)と、乗船し、到着日をあわせることにした。
沖縄まで船で行く人は稀で、満席になるはずないと高をくくっていたが、なんと8/10は満席。8/1も△になっていた。(どちらも寄港便の日なので、そのためかなあ)
ちなみに、1ヶ月半前に、予約の電話を入れると、「1ヶ月前からの予約です」といわれ。1ヶ月前に掛けなおした。
フェリーでは2ヶ月前予約開始が多く(名門大洋フェリー、フェリーさんふらわあ、商船三井フェリー、太平洋フェリーなど)勘違いしていた。
ゆりかもめの「国際展示城正門駅」を降りる
予約時に「1日目の夕食の食堂営業はない」といわれていたので、夕食を、駅前(というか国際展示場入り口)のコンビニで調達。(これ以降、フェリー乗り場までコンビニは無かった)
東京フェリーターミナルに停泊するオーシャン東九フェリーが見える。
沖縄行きは、東京港フェリーターミナルとは別の場所。
有明ふ頭橋をわたると、右手に船が見えていた。
(東京港フェリーターミナルは橋をわたって、直進した突き当り)
立ち入り禁止っぽい敷地内にフェリーが停泊している。
もちろん乗船客は、このまま中に入っていく。
待合所。殺風景な感じ。飲み物の自販機ぐらいしかない。(トイレはある)
お台場の観覧車が前方に見える
志布志、奄美の表示もあるが、今回は直行便のため、一路、沖縄の那覇を目指す。
後ろは、琉球海運の「かりゆし」。
残念ながら旅客は扱わない。
乗船開始。
新婚さんみたいなカップルがスーツケースを持っていたが、上がるので大変そうだった。
2等。
桟敷席は無く、寝台。
ベット4つ。
今回は親子2人で、1部屋使えたため、個室感覚で非常に助かった。
前回は一人のため、相部屋だったので、室内のシャワーとか使いづらく、船内後方の共同シャワーを使ったが、今回は中のシャワーを使えた。
ちなみに客室は3ランク。
同じ2等でも「2等寝台」は、ツインベット。
「2等」は2段ベット×2。
名称的には「2等個室」「2等寝台」の方がわかりやすいが、そうすると「寝台料金」取られてしまうので、料金的には、今のままのほうが料金的にはありがたい。
スリッパあり(船内に長時間いるので、ありがたい)
TVは、衛星放送を受信でき、航海中でも映った。
客室内にシャワーあり。
シャワー横にシャンプー入れらしきものがあるが、
シャンプーは入っていないとのこと。
(持参のものを使ったなので、入ってなかったかどうかは、忘れた)
乗船券。
大人26000円なので、昨今の航空機運賃と比較して、安いわけではない。
ちなみに飛行機(スカイマーク)で来るかみさんは、行きが普通運賃27800円、帰りはフリー5が取れたので、22800円。
ただ子ども13000円は安いかも。
(下の子の飛行機代は、行きが18500円、帰りが19000円)
他に入り口にはソファー(定員5となっていたので、貸切時は、補助ベットになる模様)もあり、寝転んで本を読むにはちょうどいい。
娘も「他にお客さん来なかったらいいねえ」と言っていて、こなかったので、この部屋を気に入っていた。
右側が、窓のある2等寝台、左が窓がない(インサイド側)の2等の部屋。
いよいよ出航。
19:00発の琉球海運の船の横を通り過ぎる。
その後、オーシャン東九フェリーの横も通り過ぎる。
陸地を離れ、2泊3日の船旅へ。
早速、船内探索開始。
右が案内所。奥は元バーコーナー。
階段を上がっても、乗組員の部屋と封鎖された2等桟敷席ぐらいしかない。
乗客が使えるのは、トイレとカップラーメンなどに使える給湯器のみ。
扉のあいた元バーコーナーの向こうの緑色の扉が売店
元バーコーナー。終日開放されていた。
年季が入った本が並んでいた。
売店は、時間を区切って開店する。
沖縄(航路)らしい置き物。
階段の沖縄らしい飾り。
食券を事前に案内所で買って、その分だけ作って提供される方式。
それぞれのメニューとお値段。
ちなみに、乗船当日の夕食はないと、予約時に言われたが、実際には、乗船当日も夕食の食券販売と食堂営業はあった。
(前回乗った時は、21:30出航で、乗船当日の食堂営業は無かったので、出航時間に関係するのかも)
「たしか冷凍食品自販機あったはずだが…」と一瞬迷うが、船内後方の喫煙ルーム向かいに、いろんなフェリーではおなじみの某食品メーカーの冷凍食品自販機あり。
右が封鎖されているホール(前回は開放されていて、ソファーで読書したが)
左はプロムナードに並ぶテーブルとソファー。
冷凍食品自販機は、自販機内で温められて出てくるが、他に自由に使える電子レンジも写真奥にある。
元ゲームコーナーは喫煙所。
後方にはシャワールームあり。相部屋時はこちらを使うのが無難かも。
船内案内図を眺める
船の前方。
有村産業時代の等級のままの表記されている。
実際には
(有村時代)特別室→(マルエー)一等
(有村時代)特等室→(マルエー)二等寝台
(有村時代)一等室→(マルエー)二等
と部屋の設備はそのままに、等級は下げてくれたので、有村時代よりお得感あり。
(ちなみにここに定員5人とあるので、やっぱり部屋のソファーはいざとなると補助ベットとして使う模様)
船中央、後方。
バーコーナーは、本棚つきの休憩室扱い。
多目的ホールは閉鎖。
(以前、フェリーの本で、この船が台湾まで行っていた時、このホールで出国手続きをしている写真が載っていた。)
レストランは営業。
特別レストランは封鎖。
ゲームコーナーは喫煙ルームになっている。
上階前方は乗組員のお部屋。
中央に乗組員食堂とあるが、後で写真あるように、下のレストランの一部区画をカーテンで仕切って、乗組員も食事していた。
化粧室(トイレ)は使える
上階後方。黄色の大部屋は、有村時代の2等桟敷席(現在は使われていない)
もうひとつの案内板には、カタカナのおしゃれな名前がならぶ。”クルーズフェリー”時代の名残か。
案内所横には、通過時間予定表が掲示されていた。
夕食は、事前にコンビニで購入したものと、船内の冷凍食品自販機で購入したもので済ませる。
そのあと、おつまみで軽く飲む。
最近よくフェリーで輪行するので、輪行の場合を確認。
受託手荷物扱いと書かれている。
東京那覇で受託手荷物は1,000円。
ちなみに、自転車(折りたたまないで乗せる)は特殊手荷物で6,600円。
なお、携帯は、奄美の島が見えてくる3日目の朝まで、ほとんど圏外でつながらなくなる。
(真夜中に一度だけつながって、地図見たら、伊豆諸島近くと出ていた)
Roamingって、海外に出た時に表示されるはずなんだけど。
大丈夫かなあ。来月国際電話代とか請求されないよねえ。
翌朝。
まずは、放送がかかり、案内所で食券を購入。
しばらくすると、やはり放送がかかり、食堂へ向かう。
奥のカウンターで食事を受け取る。
右側にカーテンで仕切られた区画があり、覗くと乗組員のひとが食事していた。
洋定食と和定食一つづつ頼み、子どもと適当に取りかえっこしながら食べる。
食堂入り口。
売店でお買い物。
お酒やおつまみやカップラーメン、洗面用品などを販売。
船グッズも少しだけあった。
アイスクリームも売っている。
携帯ストラップを記念に購入。
船内で、こどもの夏休みの宿題タイム。なにしろ時間だけは一杯あるので。
気分転換に甲板にも出てみる。
木の甲板が珍しい。
案内所ではおにぎりが100円で売られている。
こどもがおなか少しすいたとのことで購入。
お昼はカレーうどんとラーメンを食堂で食べる。
食後に売店でアイスクリームとおやつを購入。
こどもは夏休みの宿題の大物「読書感想文」に取り組む。
夕食は、娘はハンバーグ定食、自分は魚フライ定食。
おやすみ。
3日目の朝
念願の陸地(島)が見えてくる。携帯電話も繋がるようになる。
朝飯は、自販機でホットドッグとおにぎり弁当。
いろんな島の横を通るので、楽しい。
(2日目は、一切島影は見えなかったので)
那覇入港は、14:00定刻が早まって13:15に。
いよいよ沖縄本島へ。
娘は宿題も2日目に終わり、念願のDSタイム。
沖縄本島を横に見ながら、船内最後の食事。
案内所横で販売のおにぎり2個を購入。売店でカップラーメンも購入。
カップラーメンのお湯は、上の階の給湯器を利用。
那覇の町並みが近づいてくる。
無事、那覇到着。
奥が乗船してきた東京航路「飛龍21」。
手前は阪神航路の「琉球エキスプレス」
那覇新港待合所。
さて、ここからの足が基本的にない。
路線バスがあるが、平日の朝晩に走るだけで、フェリーとは接続していない。
子どもが歩けるというので、歩いて15分ぐらいの国道へ出ることにする。
子どもと一緒にあるいて15分ぐらいで、国道へ出た(大人の足なら10分程度か?)
バス停がありここから、那覇中心部へののバスは頻発している。
安謝橋というバス停だそうで、国道58号という沖縄のメイン道路上のバス停。
左のふ頭入口というバス停とバス路線も描かれているが、フェリーとの接続は考慮されていない。
さて、かみさんと下の子の待つ那覇国際通りまで、バスに乗って急ごうか。
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