第十九回鮎川哲也賞受賞作の「午前零時のサンドリヨン」でデビューの相沢沙呼第二弾。
表紙で分かるとおり、同じ登場人物による連作ミステリーです。
ヒロインの「マジックのことになると生き生きするが、日常のコミュニケーションは苦手」な設定、最近どこかで読んだなと思っていたが、「古書のことになると生き生きするが、日常のコミュニケーションは苦手」なヒロインが活躍する『ゼブリア古書堂の事件簿』シリーズと設定が近い。
https://ferryrail.com/archives/67115046.html
どちらも連作ミステリーで、2作目が出ている。男の子の視点から物語は進むところ等、類似点がある。
ミステリーとして”名前の部分”など厳しい部分もあるが、個人的にはミステリーとしての完成度より、物語としての読んでいての心地よさを重視するので、楽しく読めた。
主人公の男の子の”へたれ”具合もたのしめる。
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