ジャンボフェリーとJR予讃線を乗り継ぎ、土曜日の朝に多度津駅に降りたつ。
四国で初めての鉄道が、多度津ー琴平と多度津ー丸亀だったは意外だった。
JR四国の多度津工場まで貨物線(専用線)が伸びる。
イベント列車を貨物線に走らせてくれんかなあ。
駅前にセブンイレブンあり。
多度津港近くの朝6時から空いているうどん屋「こがね製麺所」。
美味しい。
多度津港。
佐柳島行きフェリー乗り場。
時間になると左の切符売り場に係員がきて切符を売る。
佐柳島の本浦港行き690円。
本浦港行きは1日3往復。
他に佐柳島の長崎港行きが1日2往復ある(うち1往復は本浦港経由)。
たどつ汽船。
造船所があり、スケールの大きな船が見られた。
1階。
桟敷席と椅子席があり、飲み物の自販機とトイレがある。
ちなみに佐柳島には自販機はないらしい。
2階はテレビ前が桟敷席。
後方に椅子席がある。
桟敷席にコンセントが1階も2階もあった。
佐柳島着。
島右岸上部の長崎集落と、着岸した右岸下部の本浦集落の2つの集落があり、二つの集落は徒歩で30分程度。
左岸は道が途切れ島一周は出来ないらしい。
レンタカーやレンタサイクルはない。
本浦港には待合室とトイレ。
待合室は時間になると係員が船の切符を売ってくれる。
5、6組の観光客(というか猫好き客)が下船されて、本浦港を散策され始めたので、バッティングしないよう先に長崎集落を目指す。
長崎集落手前の道でこのネコに遭遇。
人懐っこく撫でさせてくれる。
この猫も寄ってきてくれる。
もうひとつの港の長崎港。
猫に関する注意書きがある。
エサはあげてもいいが、少しずつあげてほしいとのこと。
長崎集落の海岸沿いに行くと、猫が寄ってきた(ちなみにエサは持参していないが、よってきてくれる。)
この猫は膝に前脚をのっけて見上げてきた。
「のっかって良い?」と聞いているみたい。
膝を閉じてのりやすくしてあげると、のっかってきて気持ち良さげに膝上でお昼寝しだした。
エサを持っているわけでもないのに、わらわらとよってくる。
他のかたにも集まってきていた。
長崎集落の猫を満喫。
本浦港へ戻りはじめる。
二つの集落の中間地点にある廃校になった小中学校の木造校舎。
今は泊まれる宿になっていて、島唯一の喫茶店もある。
満席なので裏庭で待って欲しいと言われる。
裏庭。
下駄箱や図工室などと書かれたプレート。
小中学校だった頃は目の前がすぐ海で羨ましい。
裏庭に段ボール箱で猫がお昼寝していた。
喫茶店だがカレーが10食限定。
予約していなかったが、ありつけた。
ただし11:30開店で12:00頃で残り2食だったようで、どうしても食べる場合は予約した方が良いかも。
美味しいカレーでした。
昔の学校教材っぽい立体地図。
昭和60年に廃線になった小松島線や倉吉線が載っていて、昭和47年に廃線となった鍛冶屋原線はのっていなかったので、昭和47年以降で昭和60年以前の地図の模様。
ネコで有名な島だが、海の美しくも魅力的。
郵便局の前にも猫がいた。
猫のえさ用皿はいろんなところでみかけた。
郵便局の中に入って来てしまうのかな?
お待ちください、と丁寧語なのが微笑ましい。
島の人にも観光客にも、いじめられたことがなく丁寧に扱われているみたいで、どの猫も撫でさせてくれる。
島で出会った猫は30匹ぐらいだが、逃げられてしまったのは数匹だった。
夜行フェリーが4時間で寝不足だったので、この場所で1時間ほどお昼寝する。
本浦の集落にある島唯一の商店。
10年分ぐらいの猫の癒しを頂いて佐柳島猫の島巡り終了。
なお60人ぐらいの島人口に対して、猫は100匹ぐらいいるそう。
ちょうど良い季節の良い時間で、暑くも寒くもない頃なのでたくさんの猫に出会えた。
土曜日だけ岡山県側の島の真鍋島へ行ける船が1往復だけあり、本来はこの中四国横断航路に乗るのが主目的だったのだが、猫の島が想定以上に楽しく目的が逆転してしまった。
三洋汽船という別会社の航路だが、香川県側のたどつ汽船は、三洋汽船の子会社らしい。
自治体からの離島航路の補助金の関係で別会社になったらしい。
たどつ汽船とは接続している。
1階と半地下みたいなところに座席。
桟敷席はない。
各座席に電源あり。
猫を写真を撮りすぎてバッテリー不足になったスマホを充電する。
真鍋島到着。
乗ってきた向かって左の船は1時間ほど真鍋島に停泊してから笠岡に向かう。
笠岡に早く行くには20分後に出る右の船に乗り換える。
船の大きさは2隻ともあまり変わらないようで、不思議な運用。
こちらの小中学校は廃校を免れ、木造校舎も現役とのこと。
真鍋島も猫の島として有名らしいが、佐柳島で猫は満喫出来たので、20分接続の先行の船で笠岡港を目指す。
佐柳島は、猫好き、動物好きにはおすすめ。
昔1年間、猫と住んだことがあり、また単身赴任前はお隣の猫がいつも帰りに家の前にいて撫でさせてくれていたが、最近は縁がなかった猫との触れ合いが心地よかった。