山口県をドライブして4箇所巡って、まだ余裕があったので、寄り道して船木鉄道大棚トンネル跡という廃線の遺構を訪れることにする。
グーグルマップだと2箇所に大棚トンネルの表示がある。トンネルなので入口と出口だろうから、まず下(南)側の地点を徒歩で目指すが近寄れそうな道がない。
地図の上(北)側の地点はバス停の大棚の近くそう。
船木鉄道は今もバス会社として健在。
多分この突き当たったあたりなのだが…
やはり道がなく近寄れない。
グーグルマップのコメントを読んでみると、吉部小学校の裏からアプローチ出来るとの記載を見つけて、吉部小学校までバス停一つ分車で移動した。
案内の看板があった。
小学校の敷地を通るようでかなり躊躇する。
この先に桜並木やトンネル見学用の駐車場があるらしいが、思いっきり小学校の通路なんだけど、車走行していいの?
本当に裏に駐車場がありました。
色が褪せてしまった案内板。
因みに船木鉄道が昭和19年3月で廃線になったのは万倉ー吉部間で、宇部ー船木町ー万倉間は戦後も残り、昭和36年10月に営業を終了している。
東屋あり。廃線跡の雰囲気残る。以下、廃線跡を歩く。
木に覆われだした場所の右に案内板がある。
万倉ー吉部は20年ぐらいしか営業してないことになる。
37メートルと比較的小ぶりなトンネル。
いざ対面。竹が折れている。
トンネルを抜けて反対側の光景。
この足場は当時のものでは無さげ。
レプリカの駅名標が建つ。
ホームっぽい段差もあるが当時のものではない模様。
これより先の峠駅側は痕跡がない。
ポケモンgoのパワースポットになっているがなかなか辿り着けないと思うのだが。
大棚駅名標もポケモンgoのポケストップになっていた。
よく見るとこの区間だけ何故トンネルにしたのか、不思議。トンネルのうえに何か(例えば道路とか)あるわけでなく、前後と同じで切り通しにしてしまえば良いのに。
トンネルの上は竹林になっているよう。これで線路が残っていれば倉吉線廃線跡みたいに人気が出るのだろうが。
なかなか訪問しづらい廃線跡を旅の途中で訪れて満足した。