6/14 「三題噺 示現流幽霊 神田紅梅亭寄席物帳」愛川晶 落語ミステリー

落語好きで、ミステリー好きなので、落語を題材としたミステリーはとりあえず手にとってしまう。
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愛川晶の落語ミステリー第4弾。
特に第1弾の道具屋殺人事件はよく出来た小説だった。
第2弾、第3弾は、第1弾ほどではないものの、ある一定のレベル以上の読み応え。
今回の第4弾もなかなか。

落語ミステリーは、北村薫の「空飛ぶ馬」シリーズが著名で、このシリーズの特に3作目までは特に良かった。
その後、大倉崇裕の「三人目の幽霊」シリーズ、田中啓文の「ハナシが~」シリーズなど、つい読んでしまうが、
自分的にはいまいちだった。
そんななかでは、愛川晶のこのシリーズは、安心して読める。

ちなみにミステリーではないが、映画にもなった佐藤多佳子の「しゃべれどもしゃべれども」も良かった。
(桂枝雀好きとしては、特に)

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