山本幸久の小説は読んでいる時は心地が良い。
でも、不思議なことに、後から、この小説はどんな話だったか思い返そうとしても、思い返せないことが多い。
無名校で陸上未経験者多数の10人が、1年で箱根駅伝を目指すお話。
箱根駅伝詳しい人からすると「あり得ない」と言われそうな話(実際そういった感想もあったらしい)だが、小説の中で信じさせてくれれば気にしないので、小説としては読んでいて楽しかった。
こういう話の雰囲気をどっかで読んだな〜と思ったら、コミックの「H2」(あだち充)だと気付いた。
(野球部さえない無名高校が甲子園を目指し勝ち進んで行く話。)
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