自転車を輪行してどこかに行きたくなった。
夜行船にのるのも好きなので、伊豆諸島のどこかに行こうと思案。
行ったことのない三宅島に行ってみた。
夜行船(東海汽船)での様子は前記事に書いたので、
夜行フェリー乗船記録33 東海汽船「さるびあ丸」(東京-三宅島) 2012年10月
今記事は港を降りたところからはじめます。
あいにくの雨と、待合室などがない伊ヶ谷港到着で途方にくれる。
(当初は港の待合室で、大きな荷物をコインロッカーに預け、
明るくなるまで朝食でもとって時間をつぶそうかと思っていた)
港から坂道を上がり、三宅島一周道路に出る。標高100メートルぐらいか。
本来なら、島一周の場合は「時計回り」の方が景色を見やすいのだが、
①阿古地区の錆ヶ浜港ならコインロッカー期待できる
②帰りが通常の錆ヶ浜港発の場合、伊ヶ谷-阿古間が残ってしまい、一周したことにならない
と理由で、とりあえず反時計回りに阿古を目指す
さらに坂道を上がる。標高150メートルくらいが最高地点らしい。
そのあたりから、海岸線をみる。この高さを自転車で”えっちらおっちら”上がってきたわけだ。
阿古温泉郷の跡現在と昔の写真
阿古地区の東屋で雨宿り&朝食
前日の竹芝のコンビニで買っておいたランチパックと水。
(一周してみて、コンビニは見かけなかったし、食料品店もあまりなかったので、特に朝食の調達は、
事前調達が無難と思われる。)
御蔵島が浮かぶ。この島は自転車禁止なんだよなあ。残念。
島のいたるところに、噴火の痕跡が残る。
新濡池の現状(池跡)と当時の写真
一周道路の5~6箇所に公共トイレあり。
雨が激しくなってきて、大路池入り口の東屋で30分程度雨宿り。
反対方向からスポーツ自転車にのった4人組がずぶぬれで到着。
ひょっとして朝に同じ船でついて、もう時計回りに半周してきたのかな?
(こちらはまだ1/4も回っていない)ちなみに右のバスは三宅村村営のバス。
大路池入り口。ここからは徒歩で下がる。
大路池。
三宅島空港。空港の半分は坪田高濃度地区。条件付でANAが運航しているらしい。
一周道路の一部が坪田高濃度地区にかかる。
村内放送をきくと、この時点では警報や注意報が出ていなかった。
(ただ放送は場所によっては聞き取りづらい。電話かネットで確認できるのかは不明)
さあてと、あとは自己責任なのかな。
高濃度地区を通過して、三七山。あいかわらずアップダウンが多い道で、雨にもふられて、バテ気味。
旧三宅島観光ホテル。現在は三宅島酒造販売という会社が入る。
お酒の販売もあるそうだが、残念ながら、荷物になるので今回はパス。
なぜかここが起点。島の頂点部にあるからかなあ。
この橋あたりから島が見えだす
写真よりは、もう少し(肉眼だと)はっきり見えた。
富士山までは見えなかったけど…
伊豆岬へたどり着く。
天気も回復して、いい感じ。
好きなシチュレーション
岬&灯台&芝生でお昼寝(男鹿半島の入道崎もこの3つがそろっている)
丁度日差しも出て来て、甲羅干しをかねて、しばしうたた寝。
苦行のあとのご褒美の時第1弾。
朝着いた伊ヶ谷港が眼下に見えて、ようやく三宅島一周。
5時入港で、この時点で11時。雨宿りの時間をいれてもかなりのスローペースだが
出航の14時まで時間もあり、夜行日帰り輪行の旅としては、丁度いい島の広さと、船の発着時間。
阿古温泉郷跡の阿古小学校・中学校跡へ行ってみる。
ありきたりな言葉だが、「自然の脅威」
死者が一人も出なかったのが不幸中の幸い
このあと、阿古地区にある日帰り温泉施設「ふるさとの湯」(大人500円)。
ぬるくて広い露天風呂があり、ぬれた洋服を脱いでちゃっぽん。
苦行の後のご褒美の時間第2弾。
きもちよくて、ここでも、うとうと。
近接のレストランで、ビール&食事の、ご褒美の時間第3弾と思ったのだが、
あいにくこの日は「貸切」で、一般営業無し。
ビール&食事は船の中迄お預け
この後、スマートフォンで調べた「本日の出航 伊ヶ谷港」の表示が信じきれず、東海汽船に電話もしてみるも「伊ヶ谷港です」と無情の回答。
せっかく着替えてすっきりしたのに、再度えっちらおっちらと山道を自転車で登る。
高度136メートルを表示するスマートフォンのアプリ。
このあと149メールの地点があった。
汗をかきながら、再度伊ヶ谷港へ(結局伊ヶ谷~阿古の坂道を3回通る羽目に)
このあとの、港と船の中の様子は、前記事で書いたので。
これにて、三宅島一周35キロ+阿古~伊ヶ谷往復10キロの自転車の旅終了!
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