小学生のころ、鉄道の本を見ると、必ず紹介されていたローカル線としては、
北海道 美幸線…日本一の赤字線
東北 日中線…日中に列車が走らない”日中線”
関東 鶴見線海芝浦支線…駅の外に出られない
中部 清水港線…1日1往復
四国 小松島線…最短、終着駅が臨時駅
などがあった。
海芝浦支線以外は残念ながら、乗車機会がなかった。
夏のある日、かみさんに了解を取って、18切符&輪行で一人旅。
東京から手頃な「静岡清水自転車道」でサイクリング。ついでに清水港線の廃線跡も辿ることにした。
久しぶりに、輪行して、清水駅に降り立つ。自転車をセッティング。
輪行バックを自転車にぶら下げ、スマホをナビ代わりに装着。
清水から三保までは、ほぼ国鉄清水港線の廃線跡が、自転車道になっている。
いかにも廃線跡らしき雰囲気。
最初の清水港(貨物)駅跡。「エスパルスドリームプラザ」という商業施設になっていて、家族連れなどでにぎわっていた。
右に移っているのが、清水港線で使われていたクレーン
なんか楽しそうな遊具も広場に設置されていた。
清水港(貨物)駅~清水埠頭駅 いかにもな使われていない敷地がある
次の清水埠頭駅は浪漫館というマンションになってしまったそうな。
清水埠頭駅~巴川口は、工場地帯の間に、廃線跡が残る
工場地帯の合間を通り抜けていた鉄道の残影に浸る。
次の巴川口駅は下水処理場になっていて、敷地内にホームと線路が残るが、残念ながら公開されていない。
敷地外から写真は撮れるが、行ってみたかった。
うーん。公開される時はあるのだろうか。きれいに保存されているのに非公開とはもったいない。
またまた、廃線跡の雰囲気のこる道を行く
ようやく国道に合流。
左が廃線跡と思われる。
この公園が折戸駅跡。
本物の線路ではないが、線路っぽく見せている。
よくわからない建築物が見えてきたら、清水港線の終点の三保駅跡。
ホームが残り、清水港線で活躍したタンク車も残る。
清水港線8.3キロの廃線跡の旅はここで終了。
このまま自転車道をさらに進んでみる。
海まででて、海沿いに自転車道が続く。
途中、三保の松原は、迂回するか、自転車を押して松原の中を行くかになる。
せっかくなので、自転車を押して、三保の松原の中を通過。
この後は、ひたすら海沿いに自転車道が続く。
途中、久能山東照宮という観光地があるが、あの山の上まで階段を上がらなくてはならないので、参拝は断念する。
やはりひたすら海沿いの道を行く。
いい天気で、日影がないため、疲れる。
最初は海沿いで景色を楽しめたが、だんだん飽きる。
結局、本来31.9キロで、駿河区中島という地点が終点らしいが、その手前の下島という地点で、右(静岡駅側)に右折して自転車道を離脱した。(残り2キロ弱あったもよう)
昼飯を食い損ねていたので、カツサンドで昼食。
途中、「登呂遺跡跡」があるので、そこに寄り道。
昔は遺跡関係では1、2を争う知名度だったと思うけど、最近は吉野ヶ里遺跡やら三内丸山などメジャーな遺跡が出てきて、押され気味?
なんかやっているみたいで、人が集まっていたが、ぽつぽつ雨が降り出したため、静岡駅へ急ぐ。
静岡駅に到着。11:00ごろ走り始めたので、4時間のお手軽なサイクリングになった。
(ただし、日影のない中走ったので、結構日に焼けてしまった)
静岡駅で自転車をたたみ、18切符で東京に戻る。
(実際には、このあと少し寄り道してから帰った)
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